stay goldという言葉はアーティストの楽曲や映画のセリフなど、いろんなシーンで使われることがあります。
stay goldには様々な意味があるので、
あなたが求めている意味と本来の意味がマッチするとは限らないんです。
今回はstay goldの意味を出来るだけ多くの場所から集めてみました。
あなたがstay goldを調べるキッカケとなった意味はあるのか?見てみましょう。
stay goldの意味とは?スラング英語の使い方
stay goldの意味
「いつまでも輝け」「輝き続けろ」
一般的に言われているstay goldは「いつまでも輝け」「輝き続けろ」という意味があります。
ご覧の通り、「少年よ大志を抱け」のような感じで命令形として使われる言葉です。
動詞のstayはよく試験で出てきた「stay in」や「stay at」のように「滞在する」という意味があります。
「滞在する」という意味を持つ「stay(動詞)」に「gold(形容詞)」が加わることで、
「〜のままでいる、ままである」という形に変わって「いつまでも輝け」「輝き続けろ」になるんですね。
ただ、「stay gold」の「輝け」には深い意味があります。詳しく説明していきます。
ロバート・フロストの「nothing gold can stay」が語源!?
stay goldは詩人の詩が語源になっているという説があります。
アメリカの「ロバート・フロスト」という詩人が「nothing gold can stay」という詩が語源という説が有力なんです。
Nature's first green is gold,
Her hardest hue to hold.
Her early leaf's a flower;
But only so an hour.
Then leaf subsides to leaf.
So Eden sank to grief,
So dawn goes down to day.
Nothing gold can stay.萌えいずる緑は黄金
うつろい易き色よ
萌えいずる葉は花
それも一瞬
やがて葉は葉に戻り
エデンは悲しみに沈み
暁は今日に変わる
黄金のままではいられない
冒頭で「first green」は「gold」と定義づけていますよね。
この場面でのgoldとは、少年のような純粋な心を意味します。
詩のタイトルである「Nothing gold can stay.」は「いつまでの輝き続けることはできない」という意味なので、
「いつまでも少年のような純粋な心のままではいられない」という捉え方をします。
wikipediaのステイ・ゴールドの意味
wikipediaでステイ・ゴールドを調べてみると......。
(曖昧さ回避)と出てきます。
「ステイ・ゴールドにはいろんな意味があるので曖昧さ回避のためのページです」と書かれていました。
言葉の意味として載っていたのは、
英語圏で「いつまでも輝く」「輝き続ける」と用いられると説明がありました。
他にも、
- 映画「アウトサイダー」の主題歌になったスティービーワンダーの楽曲
- Hi-STANDARDの楽曲
- 宇多田ヒカルの楽曲
として使われた言葉として説明がありました。
↑の楽曲で使われたstay goldの意味を紹介していきます。
スティービーワンダーのstay goldの意味
スティービーワンダーの楽曲。stay goldは映画「アウトサイダー」の主題歌として使われたことで有名になりました。
アウトサイダーは1983年に公開された青春映画で、まだ無名だったトム・クルーズが出演していることで有名なんです。
stay goldは主題歌のみならず映画の中のセリフにも使われているんですが、
クライマックスで1人の男が「stay gold(いつまでも若いままでいろ)」というセリフを残して死にます。
肝心のスティービーワンダーの「stay gold」の歌詞を和訳すると......。
「あの時のように輝いたままでいたい」と出てきます。
つまり、「stay gold若いころのように輝け」という意味です。
詳しく解説すると、
今回使われてる「gold」は「輝け=若いころの自分」と捉えることができます。
若くて純粋だった少年時代は金色に輝いていたという詩人顔負けの歌詞なんですね。
青春時代は映画のような恋に憧れるも上手くいかなったり、
純粋な夢があったりして輝いていたので意味は理解できます。
Hi-STANDARDのstay goldの意味
Hi-STANDARDという日本のロックバンド通称ハイスタもstay goldという楽曲を出しています。
ハイスタはどういった意味でstay goldという言葉を使っているんでしょうか?歌詞を調べてみたところ......。
- My life is a nomal life
俺の人生は平凡そのもの- Working day to day
毎日毎日ただ働くってだけで- No one knows my broken dream
俺にも夢があったなんて、誰も思いもしない- I forgot it long ago
もうずっと前に忘れてしまったけれど
という歌詞が冒頭で出てきました。
stay goldのサビの部分には、
- When you said me "STAY GOLD"
「輝き続けろよ」ってお前が言ってくれたこと- I won't forget
俺は絶対に忘れないから
と出てきます。
つまり、「今の自分はただ働いてるだけの平凡な人生で、夢があった昔のように輝いていない」という意味の歌詞です。
ハイスタのstay goldの意味は「少年のように輝き続けろ」です。
宇多田ヒカルのstay goldの意味
stay goldという楽曲を制作してるのは外国人だけではありません。
実は宇多田ヒカルもstay goldという楽曲があります。
宇多田ヒカルの楽曲。stay goldにはどういった意味があるんでしょうか?歌詞を調べてみたところ......。
My darling stay goldという歌詞が頻繁に出てきました。
さらに歌詞を調べてみると、
- あなたの瞳の奥に潜む少年
- 私の本能をくすぐって止まない
- 無邪気に笑ってくださいな
という歌詞からわかるように愛しいあなたの少年のような瞳、笑顔などの仕草が母性本能をくすぐるんですね。
「My darling stay gold」は「愛しい人よ、少年のようにいつまでも輝き続けろ」という願望を込めた意味があります。
宇多田ヒカルの歌詞に出てくる「stay gold」は「少年のように輝け」という意味で使われています。
stay goldはタトゥーでもよく使われる
it's「Stay Gold」#StayGold
いつまでも輝き続けろ
と言う意味の奥深くには
子供はみな輝く黄金であり、
いつまでも子供の頃の純粋な
心のままであり続けたい、
あり続けて欲しい。
そう言った願いも込められていると言われています。#手の甲#チカーノタトゥー pic.twitter.com/g88JU8Z7jL— Jugoya 【河内刺青処 拾伍屋】 (@lunar_orbit) 2018年11月15日
↑のツイートのようにstay goldはタトゥーにも使われることがあります。
ご覧の通り、意味は「少年の頃の純粋な心のままでありたい」です。
詩や歌詞で使われるstay goldと同じ意味を持つんですね。
少年の頃の純粋な心というのは大人になるにつれて忘れてしまいますよね。
日本ではあまり受け入れられないタトゥーですが英語圏の国では自分に体にstay goldを入れることによっていつまでも忘れないようにするんですね。
彼女の名前を自分の体に刻むような行為は否定的ですが今回のstay goldのような自分への願いを刻むのは意味があってカッコいいですね。
日本人にはあまりオススメしませんが......。
おさらい
- stay goldは「いつまでも輝き続け」「輝き続けろ」の意味
- stay goldのgoldは「少年のような純粋な心」という意味がある
- 語源はロバート・フロストの詩「nothing gold can stay」
- stay goldは映画「アウトサイダー」で使われたことによって有名になった
- ハイスタや宇多田ヒカルの楽曲でもstay goldが使われてる
- タトゥーでもstay goldはよく使われる