- 「no」の意味は「ない」
- 「longer」の意味は「より長い」
というのは理解出来ますよね。
「no longer」になると意味は「そんなに長くない」だと思ってる人も多いんじゃないでしょうか?
実は「no longer」の意味は「もはや〜ない」になるんです。
個々の単語の意味はなんとなく理解してる人は多いですが、
2つ繋がると、なぜこんなにも意味が違うのか?わからない人が多い言葉なんですよね。
今回は「no longer」の意味と使い方、
「any longer」「no more」との違いと使い分けについて解説していきます。
no longerの意味と使い方
↑でも説明しましたが「no longer」の意味は「もはや〜ない、もう〜ない」になります。
例文を見てみましょう。
no longerの例文
- He no longer hates her. :彼はもう彼女を憎んではいない
- The speed of modern aircraft means we no longer have to take long journeys.:飛行機の速さにより、もはや長旅する必要はない
- Your lies no longer work on me.:君の嘘はもはや私には効かない
- this browser is no longer supported. : このブラウザはもうサポートされていません
- This website is no longer available.:このウェブサイトはもう利用出来ません
↑のような使い方ができます。
「no longer」は「以前はそうだったけど、今はそうではない」ということを伝えることができるんですね。
「any longer」と「no longer」の意味の違いは?
知恵袋で「no longer」について調べてみると......。
「any longer」と「no longer」の意味の違いはなに?という質問を多く見受けることが出来ます。
「no longer」の意味は↑で説明した通りなんですが「any longer」はどういった意味で違いはなんなのか?について解説していきます。
「any longer」の例文を見てみましょう。
ポイント
I'd better not stay any longer.:これ以上長居しないほうがよさそうだ。
Can't wait any longer.:これ以上は待てない。
I can't stand it any longer.:これ以上は我慢できない。
↑の例文のように「any longer」は「これ以上〜ない」という意味になります。
ですので「any longer」と「no longer」の意味は全然違うということがわかりますよね。
ただ、否定形の「not」をついた「not any longer」は「no longer」と同じ意味になります。
「not any longer」の例文を見てみましょう。
not any longerの例文
He doesn't play the piano any longer.:彼はもうピアノを弾かない。
She's not a child any longer.:彼女はもう子供ではない。
↑のように「not any longer」は「もはや〜ない、もう〜ない」という意味になります。
まとめると、
- any longer:「これ以上〜ない」
- no longer:「もはや〜ない、もう〜ない」
- not any longer:「もはや〜ない、もう〜ない」
↑のようになります。
3つの意味の違いを覚えておくと、会話やリーディングの際に応用が効くようになります。
no moreとno longerの違いは?
「no longer」と同じ意味を持つ言葉に「no more」というのがあります。
意味は同じなので「no more」の意味は「もう〜ない」になります。
ですので、ほとんどの場合は「no longer」と「no more」の置き換えは可能です。
ただ、少しだけ気をつけなければいけない場面もあるので解説していきます。
例えば、↑で紹介した「no longer」の例文に、
というのがあります。
「no longer」を「no more」に置き換えると、
になるんですが、使い方としては不適切です。
理由は「no more」の後ろにhates(動詞)を持ってくることは使い方として間違ってるからなんです。
また、「no longer」は否定形なので「今後もう〜しない」という期間を表現しています。
「no more」は、
- 程度・量
- 副詞・名詞・形容詞
として使うことが出来ます。
no longerの意味と使い方まとめ
- 「no longer」の意味は「もはや〜ない、もう〜ない」
- 「以前はそうだったけど、今はそうではない」ということを伝えることができる
- 「not any longer」は「no longer」と同じ意味
- 「no longer」と「no more」は同じ意味だけど使う場面が違う
- 「no longer」は期間、「no more」は程度・量を表す時に使う