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「drive」のスラングとしての意味・使い方を例文付きでわかりやすく!

※この記事にはPRを含んでいます。

英語で「drive」と聞くと、多くの方は自動車を運転するイメージを思い浮かべるでしょう。ですが日常会話やカジュアルな場面では、スラング的な表現として「drive」が使われる場合もあります。

ここでは「drive」の基本から、スラングとしての意味・使い方までを詳しく紹介します。英語のドラマやSNSで見かける表現を理解すれば、会話やリスニングがより楽しくなるはずです。

「drive」の基本的な意味と一般的な使い方

「drive」は動詞としては「運転する」や「操縦する」、名詞としては「ドライブ」や「やる気(意欲)」を意味する言葉です。車やバスを動かすときに「drive a car」と言うように、日常生活で最も目にするのは動詞の用法でしょう。

一方でビジネスシーンや自己啓発の文脈では、「drive」は「意欲を駆り立てるもの」や「行動を進める原動力」としての名詞的意味でも頻繁に使われます。「He has a strong drive to succeed.(成功したい強い意欲がある)」のような表現で、強いモチベーションを示す際に便利です。

ここから分かるように「drive」は場面によって意味が幅広く変わるため、会話中に見かけたときは文脈で判断する必要があります。まずはこの基本を押さえ、スラング表現に入る前に全体像を把握しておきましょう。

「drive」の主な意味(動詞・名詞)

「drive」の動詞としての意味は主に次の通りです。

1.乗り物を操作する(drive a car, drive a busなど)
2.押し進める、動かす(drive a nail into the wallなど)
3.相手をある状態に追い込む(drive someone mad, drive someone awayなど)

名詞としての「drive」には次のような意味があります。

1.自動車での移動(Let's go for a drive.)
2.動機や意欲(He has the drive to succeed.)
3.ゴルフなどでの打撃(drive shotなど)

このように物理的な運転から精神的なエネルギーまで幅広くカバーしているのが「drive」の基本的な特徴です。スラング的なニュアンスを理解するときも、まずこの幅広い意味を踏まえておくとスムーズに学べます。

「drive」を日常会話で使う際のポイント

日常会話では「drive」は「車を運転する」の文脈で頻繁に使われます。たとえば「I can drive you home.(家まで送るよ)」のように、移動手段を提案するときに自然です。

また「ドライブに行く」という意味の「go for a drive」はリラックスした余暇の話題でよく登場します。車好きの間では「long drive」「night drive」のように、時間帯や長距離運転を強調する表現に展開できます。

一方、話し言葉で「drive someone…」と続ける場合は、相手を特定の感情や状態へ追い込むニュアンスが加わります。後述するスラング用法にもつながる重要なポイントなので、日常会話で見かけたら注目してみてください。

何気ない会話でも、ニュアンスをしっかりキャッチしておくと「drive」に対する理解が深まるはずです。

「drive」のスラングとしての意味と使い方【具体例あり】

  • drive me crazy
  • drive me nuts
  • drive someone up the wall

「drive」は普段の会話だけでなく、ちょっと砕けた表現やスラングとしてもよく利用されます。「誰かをある状態に追い込む」というニュアンスが、比喩的に使われる場面が多いです。

ここでは定番のフレーズ「drive me crazy」「drive me nuts」「drive someone up the wall」を取り上げ、意味や使い方を具体的に解説します。いずれも海外ドラマやSNSで目にする機会が多いので、覚えておくと便利です。

「drive me crazy」の意味と使い方

「drive me crazy」は「私を狂わせる」という直訳が近いですが、実際には「イライラさせる」「すごく困らせる」「気が変になるほど悩ませる」などのカジュアルな意味合いで使われます。たとえば相手の行動がうるさくて落ち着かないときに「You're driving me crazy.」と文句を言うようなシーンが典型です。

しかし、文脈によっては「あなたに夢中で気が変になりそう」とポジティブな意味で使われる場合もあります。恋愛ドラマのセリフやラブソングで「You drive me crazy.」と言うと、「あなたに振り回されるくらい好きで困る」といったニュアンスになるわけです。

例文は以下の通りです。

・This noise is driving me crazy! (この音がイライラさせる!)
・You drive me crazy in a good way. (いい意味であなたに振り回される!)

シチュエーション次第でイライラにもロマンチックにも転じる面白い表現なので、あくまで相手との関係性や場面を見極めて使うのが大切です。

「drive me nuts」の意味と使い方

「drive me nuts」も「drive me crazy」と非常に近い意味合いで、こちらは主に「うんざりさせる」「我慢できなくさせる」ニュアンスが強めです。nutsは「ナッツ」ですが、「気が変になる」という表現を英語圏で指すときに「nuts」が使われることが由来とされています。

例えば子どものわがままが止まらなかったり、誰かのしつこい電話が続いたりしてうんざりしたとき「You're driving me nuts.(もう我慢できないよ)」と言うと、かなりストレートにイライラを訴えます。

「drive me crazy」との違いは細かなニュアンスで、ややカジュアルかつ苛立ちが強い印象を与えやすい点です。恋愛などポジティブな場面より、マイナス要素の場面で使われることが多いです。

具体的な例文としては以下が挙げられます。

・All this traffic is driving me nuts. (渋滞がずっと続いてイライラする)
・Stop texting me every minute! You're driving me nuts!(毎分メッセージ送るのやめて、うんざりする)

イライラやストレスの表現をよりラフに伝えたいとき、よく耳にするのが「drive me nuts」だと言えます。

「drive someone up the wall」の意味と使い方

「drive someone up the wall」は、壁をよじ登るほどイライラさせるという比喩的なスラングです。「気が変になるほど困惑させられる」「怒りでどうにかなりそう」という状態を強調します。

この表現は「drive me crazy」「drive me nuts」よりも、もう少し強い苛立ちを感じさせるイメージがあると考えてください。例えば大音量の音楽が一日中続いていて、壁を叩きたくなるほど苛立っているような状況で使うと自然です。

例文は次の通りです。

・My neighbors' loud party is driving me up the wall. (隣人の大音量パーティーで気が狂いそう)
・He keeps playing that same song. It's driving me up the wall! (同じ曲をずっと流していて、本当にイライラする)

日常会話でそこまで苛立ちを表現する機会は限られますが、ドラマやコミックの中では登場頻度が高めです。強い感情を表す生きた英語表現として、覚えておくと便利でしょう。

「drive」を使ったその他のスラング表現と例文

  • test drive
  • hard drive

「drive」を含むフレーズには、ほかにもスラング的に使われる表現があります。日常会話やオンライン上で少しユーモアを交えて使われるケースが多いです。

ここでは「test drive」「hard drive」という言葉にスポットを当て、通常の辞書には載りにくいニュアンスを紹介します。具体的な例文とともに理解を深めましょう。

「test drive」のスラング的意味と例文

「test drive」は本来、「車や機械を試運転する」という意味です。しかしスラング的には「恋愛やデートを試しに経験する」というニュアンスでも使われることがあります。「誰かとの交際を始める前に、ちょっと様子を見る」ような軽いイメージです。

例えば仲間同士の会話で「I'll just test drive this relationship.」と言うと「付き合う前に試しに会ってみる(深く考えず様子を見る)」といった砕けた印象を与えます。もちろん公的な場やフォーマルな場面ではあまり使わないほうが無難です。

例文としては以下の通りです。

・He wants to test drive the idea of moving in together. (一緒に住むのを試しにやってみたいらしい)
・Let's test drive our partnership on a small project first. (まず小さな仕事から試しに一緒にやってみよう)

ビジネスでも軽いジョークとして「提携関係を試運転してみよう」といった表現をする人もいます。意味を知っておくと相手が冗談めかしていることに気づけるでしょう。

「hard drive」のスラング的意味と例文

「hard drive」はパソコンなどのハードディスク装置を指すのが通常ですが、スラングとしては「強い欲望」や「強烈なやる気」を指し示す場合もあります。たとえば「He has a hard drive for success.」と書かれれば、「彼は非常に強い意欲を持っている」という表現です。

ただし一般的には多用されるスラングではなく、一部の若者がジョークの一環で使ったり、インターネット上で遊び半分に書き込んだりする程度のイメージです。真面目な会話で誤って使うと相手を混乱させる可能性があります。

例文を挙げるなら、次のようになります。

・She’s got a hard drive for winning this contest. (あの子はコンテストに勝つ強い執念がある)
・I admire his hard drive in pursuing his dreams. (彼の夢を追いかける強い意欲をすごいと思う)

ハードディスクの意味と混同しないように、場面をよく見極めることが大事です。とはいえ、あくまでネタ的な言い回しなので、相手との関係を踏まえて使うべきか判断してください。

「drive」のスラングに関するよくある質問(Q&A)

  • 「drive me crazy」と「drive me nuts」の違い
  • ビジネスでの使用可否
  • どの国で使われる?

ここまで解説してきた「drive」のスラング表現に関して、よく聞かれる疑問をまとめます。微妙なニュアンスの違いや、使っていい場面などを確認しましょう。

「drive me crazy」と「drive me nuts」の違いは?

どちらも相手の行動や出来事に対して「イライラする」「気が変になりそう」という気持ちを表す点は同じです。微妙な違いを挙げると、「drive me nuts」のほうがより苛立ちやストレスが強調される傾向があります。

また「drive me crazy」は恋愛感情などポジティブなニュアンスにも使われる場合があります。いずれにせよ、文脈次第でニュアンスは変わるので、それほど神経質になる必要はありません。

ただし真面目な場面ではどちらも砕けた印象が強いので、場を選ぶのが望ましいです。

「drive」を使ったスラングはビジネスでも使える?

基本的にはカジュアルな表現なので、ビジネスメールや正式な会議で使うのは避けるほうが無難です。上司や取引先に向けて「You drive me crazy.」と言うと、誤解や不快感を与えてしまう可能性があります。

ただしフランクな社内チャットや、仲の良い同僚との雑談ではジョークとして許容される場合もあります。職場の雰囲気や相手との距離感を考慮しながら使うかどうか判断してください。

「drive」のスラングはどの国でよく使われる?

イギリスやアメリカをはじめとする英語圏全体で通じるスラングです。特に「drive me crazy」「drive me nuts」はアメリカのポップスや映画でよく耳にします。一方でイギリス英語では「drive me round the bend」「drive me potty」など類似のフレーズも存在します。

地域によって細かなバリエーションがあるものの、「drive me crazy」など基本的な表現はどの国でも伝わりやすいです。ネイティブが自然に使う定番スラングのひとつとして覚えておくと便利でしょう。

まとめ:「drive」のスラングを理解して英語表現を豊かにしよう!

「drive」は運転だけでなく、「人をある感情に追い込む」という意味でスラング的に使われる機会が多いです。

特に「drive me crazy」「drive me nuts」「drive someone up the wall」は海外ドラマや歌詞でもよく登場します。ニュアンスを理解すれば英語でのコミュニケーションがさらに面白くなるはずです。

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