フレーズ集

Anthem」のスラングの意味とは?使い方や由来を徹底解説

※この記事にはPRを含んでいます。

SNSや音楽の話題で「あの曲はanthemだよね!」といった言葉を見かけたことはありませんか。「国歌」という意味は知っていても、スラングとしての意味はよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

そのままにしておくと、会話の流れについていけなかったり、言葉のニュアンスを誤って解釈してしまったりするかもしれません。この記事では、スラング「anthem」が持つ意味から具体的な使い方、似た言葉との違いまで、分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、あなたも自信を持って「anthem」を使いこなせるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

スラング「anthem」が持つ代表的な意味

スラングとしての「anthem」は、文脈によって少しずつニュアンスが変わりますが、基本的にはとてもポジティブな「最高の曲」を指す言葉として使われます。若者の間で日常的に使われるこの言葉には、主に3つの代表的な意味があります。

  • 世代やグループを象徴する「最高の曲」
  • 誰もが知る「定番の曲」
  • 個人的に思い入れの強い「神曲」

これらの意味を知ることで、会話やSNSでの使われ方をより深く理解できるようになるでしょう。

意味①:世代やグループを象徴する「最高の曲」

スラング「anthem」の最も代表的な意味は、特定の世代やグループ、コミュニティ全体にとって象徴的な存在となっている「最高の曲」です。「私たちの世代のanthemといえば、間違いなくこの曲だよね」というように、多くの人が共感し、自分たちのアイデンティティの一部として捉えている楽曲を指します。

その曲を聴くと、特定の時代や仲間との思い出がよみがえり、強い一体感を感じさせてくれます。単に人気があるだけでなく、そのグループの価値観や精神性を体現しているような、特別な意味を持つ曲に対して使われることが多いです。

例えば、ある年代に流行した曲や、特定の音楽ジャンルのファンにとっての代表曲などが、この意味での「anthem」にあてはまるでしょう。

意味②:誰もが知る「定番の曲」

二つ目の意味は、パーティーやイベント、カラオケなどで流れると、その場にいる誰もが盛り上がれる「定番の曲」です。世代や音楽の好みを問わず、多くの人に知られていて、イントロが流れた瞬間に「待ってました!」となるような楽曲を指します。

この場合の「anthem」は、日本の言葉で言うところの「鉄板ソング」や「キラーチューン」に近いニュアンスを持っています。みんなで一緒に歌ったり踊ったりすることで、その場に一体感を生み出す力を持つ曲です。

夏になると必ず耳にする「サマーアンセム」といった使われ方も、この意味合いに近いでしょう。多くの人に愛され、特定の時期や場面を象徴するような、広く親しまれている名曲が「anthem」と呼ばれます。

意味③:個人的に思い入れの強い「神曲」

三つ目の意味は、集団的なものではなく、あくまで個人的な視点から「神曲」と呼びたいほど思い入れの強い曲を指す使い方です。「この曲は、辛い時期を支えてくれた私の人生のanthemなんだ」というように、自分の人生におけるテーマソングのような特別な一曲を表現します。

その曲には大切な思い出が詰まっていたり、自分の信念を代弁してくれているように感じられたり、聴くだけで勇気が湧いてきたりと、個人的な感情と強く結びついています。他の人が知っているかどうかは関係なく、自分にとって何よりも価値のある、お守りのような存在の曲がこの意味での「anthem」です。

誰かと共有する曲だけでなく、自分だけの宝物のような一曲を指して使えるのも、このスラングの面白いところです。

そもそも「anthem」の本来の意味は?

スラングとしての意味が浸透している「anthem」ですが、もともとはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。 本来の意味を知ることで、スラングのニュアンスがどこから来ているのかを理解する助けになります。

  • 国歌や賛美歌を指す言葉
  • 組織や団体を代表する歌

これら本来の意味には、人々を一つにしまとめる力強いイメージがあることがわかります。

国歌や賛美歌を指す言葉

「anthem」の最も基本的な意味は、「国歌」や「賛美歌」です。 英語で国歌は「national anthem」と表現され、国を象徴し、国民の一体感を高めるための歌を指します。 オリンピックなどの国際的なイベントで演奏される、あの荘厳な楽曲がまさに「anthem」です。

また、もともとはイギリス国教会で歌われる聖歌を指す言葉でもありました。 このように、本来は公的で神聖な、多くの人々によって特別な場面で歌われる歌を意味する言葉だったのです。この「みんなのための特別な歌」というイメージが、スラングとしての用法にもつながっていきます。

組織や団体を代表する歌

「国歌」や「賛美歌」の意味から少し広がり、「anthem」は特定の組織や団体を代表する歌、いわゆる「応援歌」や「テーマソング」といった意味でも使われます。 例えば、プロスポーツチームには、ファンがスタジアムで一体となって歌う応援歌(stadium anthem)がありますし、大きなイベントには公式のテーマソング(official anthem)が存在します。

これらは、その組織のシンボルとして、メンバーやファンの士気を高め、団結を促す役割を持っています。国歌と同様に、ある集団のアイデンティティを象徴し、人々を一つにする力を持つ歌、それが「anthem」の持つ本来のニュアンスなのです。スラングで使われる「一体感」や「象徴」といった意味合いは、この本来の意味から来ていると言えるでしょう。

【例文付き】スラング「anthem」の使い方

「anthem」の持つスラングとしての意味がわかったところで、次は実際の会話やSNSでどのように使えばよいのかを見ていきましょう。具体的な使い方をマスターすれば、あなたの表現の幅もぐっと広がります。

  • 「最高の曲」として使う場合の例文
  • SNS(Instagram・X)での使い方
  • クラブや音楽イベントでの使い方

これらのシーン別の使い方を参考にして、ぜひ今日から使ってみてください。

「最高の曲」として使う場合の例文

日常会話の中で「この曲、最高!」と伝えたい時に「anthem」はぴったりです。友人との会話で好きな音楽について話している場面を想像してみましょう。感情を込めて使うのがポイントです。

A:「最近、何か良い曲あった?」
B:「もちろん!この前フェスで聴いた〇〇の新曲、あれはマジでanthemだよ!」

A:「カラオケで何歌う?」
B:「やっぱり世代のanthemでしょ!みんなで△△歌って盛り上がろうよ!」

このように、個人的に素晴らしいと感じる曲や、その場の誰もが知っていて盛り上がれる曲を指して使うことができます。シンプルに「This song is an anthem.(この曲は神曲だ)」と言うだけでも、気持ちが伝わります。

SNS(Instagram・X)での使い方

SNS、特にInstagramのストーリーズやX(旧Twitter)で、自分の好きな曲を紹介する際にも「anthem」は非常に便利な言葉です。音楽好きをアピールしたり、同じアーティストのファンとつながったりするきっかけにもなります。

例えば、好きな曲を再生している画面のスクリーンショットに、「My current anthem.(今ハマってる神曲)」と一言添えてストーリーズに投稿したり、Xで「〇〇(アーティスト名)の△△(曲名)は、いつ聴いても私にとってのanthem。 #anthem #神曲」のようにハッシュタグを付けて投稿したりします。

こうすることで、自分の強い思い入れを簡潔に表現でき、フォロワーからの共感も得やすくなるでしょう。

クラブや音楽イベントでの使い方

クラブやDJイベント、音楽フェスなどの現場では、「anthem」はさらに特別な意味を持ちます。DJがプレイする曲の中で、フロアにいる全員の心を掴み、一体感を生み出すような特に盛り上がる曲を「フロアアンセム(floor anthem)」と呼びます。

観客としてイベントを楽しんでいる時、DJが最高のタイミングでフロアアンセムをかければ、会場のボルテージは最高潮に達します。友人と「今の曲、まさにフロアアンセムだったね!」と話したり、イベント後にSNSで「昨日のイベントで聴いた〇〇は最高のanthemだった!」と感想を投稿したりする形で使われます。

音楽イベントという空間が生み出す一体感を象徴する言葉として、現場で頻繁に使われる表現です。

なぜ「anthem」がスラングとして使われるようになったのか?

「国歌」や「聖歌」といった格式高い意味を持つ「anthem」が、なぜ若者の間で「最高の曲」というスラングとして使われるようになったのでしょうか。その背景には、言葉が持つ本来のイメージと、現代の音楽の聴き方の変化が関係しています。

  • 「みんなが一体となれる歌」というニュアンスからの派生
  • シングル単位で音楽を聴く時代の流れ

この2つの理由を知ることで、言葉の文化的な背景をより深く理解できます。

「みんなが一体となれる歌」というニュアンスからの派生

「anthem」がスラングとして定着した大きな理由の一つは、この言葉が本来持つ「一体感」や「象徴」というニュアンスにあります。国歌や応援歌が、人々を集団として一つにまとめる力を持っているように、音楽にも同じような力があります。

特定の曲が、ある世代やグループにとっての共通言語となり、その曲を聴くだけで仲間意識や帰属意識が芽生えることがあります。この「私たちの歌」という感覚が、本来の「anthem」が持つ意味合いとぴったり重なりました。

格式高い意味から派生して、より個人的で身近な対象である「自分たちを象徴する最高の曲」を指す言葉として、自然に若者の間で使われるようになったと考えられます。

シングル単位で音楽を聴く時代の流れ

もう一つの理由として、ストリーミングサービスが普及し、音楽の聴き方がアルバム単位からシングル(曲)単位へと変化したことが挙げられます。 昔はアルバム全体を通してアーティストの世界観を楽しむのが一般的でしたが、今はプレイリスト機能などを使い、好きな曲を一曲ずつ選んで聴くスタイルが主流です。

この変化により、一曲一曲が持つインパクトや象徴性がより重視されるようになりました。 数ある曲の中から「これぞ!」という一曲を選び出し、それを自分のテーマソングのように大切にする文化が生まれたのです。そんな時代の中で、一曲に込められた特別な意味や価値を表現するのに「anthem」という言葉が非常にしっくりきた、という背景があります。

「anthem」と似たスラングとの違い

「最高の曲」を意味するスラングは「anthem」以外にもいくつか存在します。それぞれの言葉が持つ微妙なニュアンスの違いを理解することで、より的確に自分の気持ちを表現できるようになります。

  • 「banger」とのニュアンスの違い
  • 「classic」との使い分け
  • 「hymn」との意味の違い

これらの言葉を使い分けることができれば、あなたもスラング上級者の仲間入りです。

「banger」とのニュアンスの違い

「banger」も「最高の曲」を意味するスラングですが、こちらは特に「頭を振りたくなるほどノリが良くて、めちゃくちゃ盛り上がる曲」というニュアンスが強い言葉です。ヒップホップやEDMなど、ビートが効いたダンスミュージックに対して使われることが多いです。

一方で「anthem」は、必ずしもアップテンポでなくても使えます。心に響くバラードや、世代を象徴するようなメッセージ性の強い曲も「anthem」になり得ます。「banger」が身体的な盛り上がりを重視するのに対し、「anthem」は精神的な一体感や象徴性をより重視する、という違いがあります。

「classic」との使い分け

「classic」は、その名の通り「時代を超えて愛される名曲」や「古典」といった意味合いを持つ言葉です。リリースから時間が経っても色褪せない、普遍的な価値を持つ楽曲に対して使われます。「この曲はいつ聴いても素晴らしい、まさにclassicだ」というように使います。

「anthem」が特定の世代やグループにとっての「今、この瞬間の代表曲」というニュアンスを含むことがあるのに対し、「classic」はより長い時間軸で評価された、歴史的な名曲というイメージが強いです。もちろん、「classic」でありながら、ある世代の「anthem」でもある、という曲も数多く存在します。

「hymn」との意味の違い

「hymn」は、本来「賛美歌」や「聖歌」を意味する言葉です。 「anthem」も元々は教会音楽を指す言葉でしたが、「hymn」の方がより宗教的で、神聖かつ荘厳なイメージを持っています。

スラングとして使われることは「anthem」に比べて非常に稀ですが、もし使われるとすれば、それは単に「良い曲」というレベルではなく、「聴いていると天にも昇るような気持ちになる、神々しいほどの曲」といった、最大級の賛辞を表すでしょう。

日常的に「最高の曲」という意味で使うのであれば、「anthem」や「banger」の方が一般的で、より自然な表現と言えます。

スラング「anthem」に関するよくある質問

ここまで「anthem」の意味や使い方について解説してきましたが、まだいくつか細かい疑問が残っているかもしれません。ここでは、多くの人が抱きがちな質問とその答えをQ&A形式でまとめました。

  • 「national anthem」はスラングとして使えますか?
  • 曲以外のものにも「anthem」は使えますか?
  • スラングとして使う上での注意点はありますか?

これらの疑問を解消して、「anthem」への理解をさらに深めましょう。

「national anthem」はスラングとして使えますか?

結論から言うと、「national anthem」をそのままスラングとして使うのは一般的ではありません。「national anthem」は文字通り「国歌」を指す言葉として定着しているため、これをスラングのつもりで使うと、相手に意図が伝わらなかったり、少し大げさな表現だと受け取られたりする可能性があります。

もし「国歌級に素晴らしい!」という強い気持ちを伝えたいのであれば、「This song is like a national anthem for our generation.(この曲は僕らの世代にとっての国歌みたいなものだ)」のように、比喩表現として説明的に使うのが良いでしょう。

単に「最高の曲」と言いたい場合は、シンプルに「anthem」とだけ使うのが最も自然でスマートな表現です。

曲以外のものにも「anthem」は使えますか?

「anthem」は、基本的には音楽、特に「曲」に対して使われるスラングです。しかし、非常に稀なケースとして、その言葉が持つ「特定のグループを象徴するもの」という意味合いから、音楽以外のものに対して比喩的に使われることもあります。

例えば、ある世代の若者の気持ちを完璧に代弁した映画や、多くの人の心を動かした有名なスピーチなどを指して、「あれは私たちの世代のanthemだ」と表現する可能性はゼロではありません。

ただし、これはかなり特殊な用法であり、一般的ではありません。基本的には「anthem = 最高の曲」と覚えておけば間違いなく、音楽以外のものに対して使いたい場合は、相手に真意が伝わるよう、より丁寧な言葉を選ぶのが無難でしょう。

スラングとして使う上での注意点はありますか?

「anthem」は非常にポジティブな意味を持つスラングなので、使う上で大きな注意点はあまりありません。しかし、いくつか心に留めておくと良いポイントがあります。まず、この言葉はあくまでインフォーマルな表現なので、ビジネスシーンや目上の方との会話で使うのは避けた方が良いでしょう。

また、スラングは時代やコミュニティによってニュアンスが変化することもあります。もし相手が「anthem」という言葉を知らないようであれば、無理に使うのではなく、「すごく良い曲」「みんなが知ってる定番曲」といった簡単な言葉に言い換えてあげると、よりスムーズなコミュニケーションができます。

相手や状況への配慮を忘れずに、楽しく使うことが大切です。

まとめ

この記事では、スラング「anthem」が持つ意味や使い方、そしてその背景について詳しく解説してきました。「anthem」は単なる「良い曲」ではなく、世代やグループを象徴する「最高の曲」、誰もが知る「定番の曲」、そして個人的に強い思い入れのある「神曲」といった、特別な意味合いを持つ言葉であることがお分かりいただけたかと思います。

本来の「国歌」や「賛美歌」が持つ「一体感」というニュアンスが、現代の音楽の聴き方と結びついて生まれた、非常に興味深いスラングです。似た意味の「banger」や「classic」との違いを理解し、TPOに合わせて使い分けることで、あなたの音楽に関する表現はより豊かになるでしょう。

ぜひ今日から、あなたにとっての「anthem」を友人やSNSでシェアしてみてはいかがでしょうか。

オンライン英会話を徹底比較!

「どこを選べばいいかわからない」という方のために、20社以上のオンライン英会話を徹底比較しています。

無料体験レッスンも実施しているので、この機会に英会話を学びたい方は参考にしてみてくださいね。

おすすめをみてみる

おすすめのオンライン英会話BEST3

DMM英会話

DMM英会話
評価
  • 100ヶ国6500人以上の講師と話せる
  • 9100以上の教材が無料で使える
  • 24時間365日いつでも受講可能
  • 学習アプリiknowが無料で使える

DMM英会話はこんな方におすすめ

  • いろんな国の文化や歴史も学んでみたい
  • 1回目のレッスンは不安だから日本人講師が良い
  • ネイティブ講師のレッスンも検討している
  • 1レッスン163円〜気軽にはじめたい

レアジョブ

評価
  • 講師の質を重視できる
  • 1日142円〜講師と話せる
  • ビジネス英会話にも強い
  • 今なら日本人カウンセラーつき

 

レアジョブはこんな方におすすめ

  • 格安の料金で質の高い講師のレッスンを受けたい
  • 仕事のためにビジネス英会話を学びたい
  • 他社のスクールから乗り換えたい
  • 142円〜だから気軽にはじめられる

ネイティブキャンプ

評価
  • 大好評のカランメソッドが受けれる
  • レッスンが上限なしで受けられる
  • 月額5,500円という破格の値段
  • 24時間365日レッスン対応
  • レッスンの予約不要
  • スカイプが不要なので操作が簡単

ネイティブキャンプはこんな方におすすめ

  • とにかく質よりも量を重視したい
  • カランメソッドで効率よく上達したい
  • Skypeの設定などの機械操作が苦手またはめんどくさい
  • 他社のオンライン英会話から乗り換えを検討している

-フレーズ集