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「all the rage」の意味とは?ネイティブが使う「大流行」の英語表現を例文付きで徹底解説!

※この記事にはPRを含んでいます。

英語の文章や海外ドラマで "all the rage" というフレーズを見かけたことはありませんか? "rage" という単語には「怒り」という意味があるので、「どういう意味だろう?」と首をかしげた方も多いのではないでしょうか。実は、このフレーズを知らないと、全く逆の意味に捉えてしまう可能性もあるんです。

この記事では、そんな "all the rage" の正しい意味と、ネイティブが使う自然なニュアンスを徹底解説します。具体的な例文や、似た表現との使い分け、さらには意外な語源までご紹介するので、読み終わる頃にはスッキリと理解が深まっているはずです。この表現をマスターして、あなたの英語表現をワンランクアップさせましょう。

【結論】"all the rage" の意味は「大流行している」

英会話や海外の雑誌で見かける "all the rage" というフレーズ。実はこれ、「大流行している」「大人気である」という意味で使われる、とても便利な表現なんです。"rage" という単語から「怒り」を連想してしまいがちですが、実際は全く逆のポジティブな意味合いで使われます。

この記事では、"all the rage" の正しい意味やニュアンス、具体的な使い方を例文付きで分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたもネイティブのように自然にこのフレーズを使いこなせるようになりますよ。

  • "rage"(怒り)とは全く違うポジティブな意味
  • なぜ「怒り」という単語が「流行」の意味で使われるのか?

"rage"(怒り)とは全く違うポジティブな意味

多くの人が学校で "rage" は「激しい怒り」や「憤激」と習ったはずです。そのため "all the rage" と聞くと、何かネガティブな意味を想像してしまうかもしれません。しかし、このフレーズに限っては「怒り」という意味は一切なく、全く逆のポジティブな意味で使われます。

ここで使われる "rage" は、「熱狂」や「熱望」といったニュアンスに近いです。つまり "all the rage" は、人々が熱狂するほど人気がある、という様子を表しているのです。このフレーズが出てきたら、「今すごく流行っているんだな」と理解すれば間違いありません。

なぜ「怒り」という単語が「流行」の意味で使われるのか?

「怒り」を意味する単語が、なぜ「流行」という意味で使われるのか不思議に思いますよね。このフレーズの "rage" は、もともと「抑えきれないほどの強い感情」や「熱狂」を指す言葉としても使われていました。人々が何かに夢中になり、熱狂的に支持する様子が、まるで激しい感情の爆発のように見えたのかもしれません。

その「熱狂」という意味合いが時代と共に変化し、「社会現象になるほどの大流行」という意味で定着したのです。言葉の背景を知ると、単に暗記するよりもずっと記憶に残りやすくなりますね。詳しい語源については、後の章でさらに詳しく解説します。

"all the rage" の基本的な意味とニュアンスを解説

それでは、"all the rage" が持つ基本的な意味と、ネイティブがどのような感覚で使っているのか、そのニュアンスをさらに詳しく見ていきましょう。言葉が持つ細かな感覚を理解することで、あなたの英語表現はより豊かになります。

この章で押さえておきたいポイントは、以下の3つです。

  • 意味は「大流行」「大人気」「引っ張りだこ」
  • 一時的なブームや熱狂的な人気を表すニュアンス
  • どんなものに対して使われる?(モノ・コト)

意味は「大流行」「大人気」「引っ張りだこ」

"all the rage" の中心的な意味は、日本語の「大流行」や「大人気」に相当します。ある特定の時期に、多くの人々から爆発的な人気を集めている状態を表すのにぴったりの表現です。社会現象になっているようなブームをイメージすると分かりやすいでしょう。

また、「引っ張りだこ」という訳し方もできます。例えば、ある商品が非常に人気で、どこの店でも品切れ状態になっているような状況を説明するときにも使えます。人やモノが、多くの人から求められている様子を生き生きと表現できる便利な言葉です。

一時的なブームや熱狂的な人気を表すニュアンス

"all the rage" の大切なニュアンスとして、その流行が「一時的」であることが挙げられます。もちろん、その流行が長く続くこともありますが、この言葉が使われるときは、特に「今、この瞬間に」爆発的な人気を博しているという感覚が強いです。

例えば、何十年も愛されているクラシック音楽や普遍的なファッションアイテムに対して使うことはあまりありません。どちらかというと、彗星のごとく現れて世間を席巻するような、短期集中の熱狂的なブームを指すことが多いと覚えておきましょう。

どんなものに対して使われる?(モノ・コト)

このフレーズは、非常に幅広く様々なものに対して使うことができます。具体的な「モノ」から、目に見えない「コト」まで、流行しているものであれば何でも対象になります。これにより、日常会話の様々な場面で活用することが可能です。

例えば、ファッションアイテム、髪型、音楽のジャンル、特定のアーティスト、映画やドラマ、食べ物、新しいアプリ、旅行先、健康法など、考えられるほとんどの流行が当てはまります。何か流行について話したいと思ったとき、このフレーズを思い出せば表現に困ることは少なくなるでしょう。

【シーン別】"all the rage" の使い方を例文でマスター

ここからは、実際の会話で "all the rage" をどのように使うのか、具体的なシーンを想定した例文を通して学んでいきましょう。例文を声に出して読んでみることで、自然な使い方を身体で覚えることができます。ぜひ、あなたの日常会話に取り入れてみてください。

今回は、特によくある4つのシーンをご紹介します。

  • ファッションやトレンドについて話すとき
  • 音楽や映画、エンタメの話題で使うとき
  • 食べ物やレストランの流行を語るとき
  • 人や特定のスタイルが人気なことを示すとき

ファッションやトレンドについて話すとき

ファッションの流行は移り変わりが早いため、"all the rage" を使うのに最適なトピックの一つです。今シーズン特に人気のあるアイテムやスタイルについて話すときに、この表現を使えば「まさに今流行の最先端」というニュアンスを伝えることができます。

【例文】

・Wide-leg pants are all the rage this year.

(ワイドパンツが今年は大流行しています。)

・That particular style of sunglasses was all the rage last summer.

(その特定の形のサングラスは、去年の夏に大人気でした。)

音楽や映画、エンタメの話題で使うとき

新しくリリースされたアルバムや、話題の映画、人気の動画配信サービスなど、エンターテイメントの分野でも流行は常に生まれています。友人や同僚とエンタメの話題で盛り上がるときに、このフレーズは非常に役立ちます。

【例文】

・That new band from the UK is all the rage among teenagers.

(イギリス出身のあの新しいバンドは、10代の間で大人気です。)

・The TV series became all the rage after it won a major award.

(そのテレビシリーズは、主要な賞を受賞した後、大流行しました。)

食べ物やレストランの流行を語るとき

タピオカやマリトッツォのように、食の世界でも次々と新しいブームが生まれますよね。そのような話題の食べ物や、予約が取れないほど人気のレストランについて話すときにも "all the rage" はぴったりです。

【例文】

・Bubble tea was all the rage a few years ago.

(数年前、タピオカティーが大流行しました。)

・This new vegan restaurant is all the rage in my town.

(この新しいヴィーガンレストランは、私の町で大人気です。)

人や特定のスタイルが人気なことを示すとき

特定の人物や、その人のライフスタイル、考え方などが注目を集め、多くの人が真似をするような状況でも "all the rage" を使うことができます。モノだけでなく、抽象的な概念やスタイルが流行している様子も表現可能です。

【例文】

・Living a minimalist lifestyle is all the rage now.

(ミニマリスト的な生活様式が今、大流行しています。)

・That YouTuber is all the rage for her unique fashion sense.

(そのユーチューバーは、彼女のユニークなファッションセンスで大人気です。)

"all the rage" と似ている表現・類義語との違い

"all the rage" には、似た意味を持つ表現がいくつかあります。これらの類義語とのニュアンスの違いを理解することで、状況に応じて最も的確な言葉を選ぶことができるようになり、あなたの英語力はさらに向上します。それぞれの言葉が持つ特徴を比べてみましょう。

ここでは、代表的な4つの表現を取り上げ、その違いを解説します。

  • "popular" との違い(期間の長さ)
  • "in fashion" / "fashionable" との違い(対象の範囲)
  • "trendy" との違い(軽やかさ)
  • "the latest thing" との違い(最新性)

"popular" との違い(期間の長さ)

"popular" は「人気がある」という意味で最も一般的に使われる単語です。長期間にわたって安定した人気があるものに対しても使うことができます。例えば「ビートルズは今でも人気だ」と言うときに使えます。

一方、"all the rage" は、先ほども説明したように、より一時的で爆発的なブームを指すニュアンスが強いです。もちろん、"all the rage" だったものが、その後も長く "popular" であり続けることもあります。熱狂の度合いがより強いのが "all the rage" と言えるでしょう。

"in fashion" / "fashionable" との違い(対象の範囲)

"in fashion" や "fashionable" は、その名の通り、主に服装や髪型、アクセサリーといった「ファッション」に関連する流行を表す言葉です。使える対象の範囲が、見た目に関するものに限定される傾向があります。

対して "all the rage" は、ファッションだけでなく、音楽、食べ物、アクティビティ、考え方など、より幅広いジャンルの流行に対して使うことができるのが大きな違いです。ファッションの話題であればどちらも使えますが、それ以外の話題では "all the rage" の方が適しています。

"trendy" との違い(軽やかさ)

"trendy" は「流行の」や「今風の」という意味で、"all the rage" と非常によく似ていて、多くの場面で言い換えることが可能です。しかし、ニュアンスには少し違いがあります。"trendy" の方が、より軽やかで日常的な流行を指すことが多いです。

"all the rage" には、社会現象になるほどの「熱狂」や「一大ブーム」といった、少し大げさで強い響きが含まれています。近所のカフェで流行っているケーキなら "trendy"、国中で話題になっているスイーツなら "all the rage" というような使い分けが考えられます。

"the latest thing" との違い(最新性)

"the latest thing" は「最新のもの」や「一番新しい流行」という意味で、その物事の「新しさ」を強調する表現です。市場に出たばかりの新製品や、始まったばかりのトレンドを指します。

"all the rage" は、必ずしも最新である必要はありません。少し前に登場したものでも、今まさに人気がピークに達していれば使うことができます。「最新であること」が重要なら "the latest thing"、「人気が絶頂であること」を伝えたいなら "all the rage" を選ぶと良いでしょう。

"all the rage" の語源は?なぜ "rage" が使われる?

このユニークな表現がどのようにして生まれたのか、その語源をたどってみましょう。言葉の歴史や背景を知ることは、言語学習の面白い側面の一つです。なぜ「怒り」を意味する "rage" が使われるようになったのか、その謎を解き明かしていきます。

主な説として、以下の二つのポイントが挙げられます。

  • 18世紀の演劇に由来する説
  • 「熱狂」や「渇望」から「流行」へ意味が変化した背景

18世紀の演劇に由来する説

"all the rage" という表現の起源は、18世紀のロンドンにさかのぼると言われています。当時、演劇は人々の最大の娯楽の一つであり、人気の芝居が上演されると、観客は熱狂的に劇場へ押し寄せました。この、人々が芝居に対して示す「熱狂」や「渇望」を "rage" と表現したのが始まりとされています。

つまり、ある特定の芝居や役者が「町の熱狂の的(all the rage)」である、というような使われ方をしたのです。これが、このフレーズが持つ「熱狂的な人気」というニュアンスの源流になっていると考えられています。

「熱狂」や「渇望」から「流行」へ意味が変化した背景

もともと演劇の世界で使われ始めたこの表現は、次第に演劇以外の分野にも広がっていきました。人々が熱狂する対象は、芝居だけでなく、ファッション、詩、特定の活動など多岐にわたります。ある物事が大変な人気を博し、誰もがそれを求め、話題にする様子を "all the rage" と表現するようになったのです。

こうして、「特定の対象に向けられた熱狂」という意味から、より一般的な「社会的な大流行」という意味へと、言葉の意味が自然に変化していきました。現在では、その語源を知らなくても誰もが使える、一般的なイディオムとして定着しています。

"all the rage" に関するよくある質問(Q&A)

最後に、"all the rage" という表現について、多くの英語学習者が抱きがちな質問をQ&A形式でまとめました。ここで疑問点をすべて解消し、明日からの英会話で自信を持ってこのフレーズを使えるようになりましょう。

よくある質問として、特に以下の3つを取り上げました。

  • "all the rage" は古い表現ですか?今でも使えますか?
  • フォーマルな場面やビジネスシーンでも使えますか?
  • "be all the rage" のようにbe動詞は必ず必要ですか?

"all the rage" は古い表現ですか?今でも使えますか?

語源は古いですが、表現自体は古臭いものではなく、現代の日常会話でも全く問題なく使えます。新聞や雑誌の記事、オンラインのブログなどでも頻繁に見かける表現であり、ネイティブスピーカーにとっても非常に馴染みのある言葉です。

ただし、最新のスラングというわけではありません。若者言葉というよりは、幅広い世代に通用する、確立されたイディオムと考えるのが良いでしょう。友人との会話から、少しくだけた文章まで、安心して使うことができます。

フォーマルな場面やビジネスシーンでも使えますか?

この表現は、どちらかというとインフォーマル(非公式)な響きを持っています。そのため、学術的な論文や、非常に硬いビジネス文書、公式な式典でのスピーチなど、極めてフォーマルな場面での使用は避けた方が無難です。

そういった場面では、「非常に人気がある」という意味で "highly popular" や "in high demand" のような、より客観的で落ち着いた表現を選ぶのが適切です。同僚との雑談や、業界のトレンドについて話すようなカジュアルなビジネスシーンであれば、使っても問題ないでしょう。

"be all the rage" のようにbe動詞は必ず必要ですか?

はい、ほとんどの場合 "be動詞 + all the rage" の形で使われます。このフレーズは、文の中で主語の状態を説明する、形容詞句のような働きをします。そのため、主語とフレーズをつなぐbe動詞(is, are, was, wereなど)が必要になります。

例えば "This game is all the rage."(このゲームは大流行している)のように使います。"This game all the rage." のようにbe動詞を省略することはできません。必ず「主語 + be動詞 + all the rage」という形になる、と覚えておきましょう。

まとめ:"all the rage" を使いこなして表現の幅を広げよう

今回は、「大流行している」を意味する英語表現 "all the rage" について、その意味から使い方、類義語との違い、語源まで詳しく解説しました。最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。"all the rage" は、「怒り」ではなく「熱狂的な人気」を表すポジティブな言葉です。特に、一時的で爆発的なブームを指すニュアンスがあり、ファッションから食べ物まで幅広い対象に使えます。

最初は少しとっつきにくく感じるかもしれませんが、この記事で紹介したたくさんの例文を参考に、ぜひ実際の会話や文章で使ってみてください。"popular" や "trendy" だけでなく "all the rage" を使いこなせるようになれば、あなたの英語表現はより生き生きと、ネイティブに近いものになるはずです。

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