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「cheese」の複数形はある?「cheeses」の使い方と数え方を徹底解説!

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英語で「チーズ」を意味する「cheese」は、ふだん「不可算名詞」として扱われるため、基本的には「複数形がない」と教わることが多いです。しかし、現実には「cheeses」という形を見かける場面もあり、実際の使い分けに混乱する方もいるかもしれません。なぜ「cheese」は不可算名詞とされているのに「cheeses」という表現が使われる場合があるのか、またチーズを数えたいときにはどう表現すればよいのかなど、学習者の疑問は尽きないでしょう。この記事では、「cheese」が不可算名詞として扱われる理由や、「cheeses」を使用するシチュエーション、さらに「cheese」を数えるときの具体的な方法を例文とともに解説します。英語での食品関連の表現を正確に使いこなしたい方は、ぜひ参考にしてください。

「cheese」は不可算名詞なのか?基本ルールを解説

英語では食べ物の多くが数えられない「不可算名詞」として扱われ、「cheese」もその1つに数えられます。不可算名詞とは、はっきりとした個数で区別しにくいものや、かたまりとして扱うもの、液体や粒状のものなどを指す場合が多いです。この節では、「cheese」が不可算名詞とされる理由や、その基本的な使われ方を見ていきます。まずは不可算名詞としての「cheese」のイメージを掴みましょう。

「cheese」は通常不可算名詞として使われる

「cheese」は基本的に不可算名詞(uncountable noun)として扱われ、特定の単位を伴わない限り複数形にはなりません。例えば「I like cheese.」「I bought some cheese.」のように、量や個数を明示せず、素材や食材としてのチーズ全体を指すときには不可算名詞の形が自然です。この点では、「water」「rice」「bread」などと同じ感覚で覚えておくと分かりやすいでしょう。英語では形や大きさに関係なく、素材としてのチーズ全般を指すときに数えられないとみなしています。

なぜ「cheese」は数えられないのか?

チーズは特定の塊やスライスで売られることが多いにもかかわらず、英語圏では「チーズそのものは1つ1つ明確に区切られた存在ではない」という考え方が根本にあります。つまり、「チーズ」という食品そのものは塊の大きさや形状で自由に切り分けられ、その状態によって個数が変化してしまうため、個々を数えるには適当でないと判断されるのです。こうした概念上の扱いが、チーズを不可算名詞とする理由だと考えられています。

不可算名詞としての「cheese」の具体例

実際の文例としては、以下のような使い方があります。

  • “I love cheese, so I always keep some in the fridge.”(チーズが大好きで、いつも冷蔵庫にある程度置いています)
  • “Could you pass me the cheese?”(そのチーズを取ってもらえますか?)
  • “We need to buy more cheese for the party.”(パーティー用にもっとチーズを買う必要があります)

このように、「チーズ」という食材全体を指す場合は、可算名詞ではなく不可算名詞扱いで「some cheese」や「more cheese」といった表現を用いるのが基本的なルールです。

「cheese」の複数形「cheeses」が使われる場合

一方で、「cheese」は不可算名詞なのに、時々「cheeses」という形を見かけることがあります。これは単純に複数形にしたわけではなく、特定の文脈や用法で「複数の種類のチーズ」を示したい場合などに使われる表現です。食品業界やメニュー表記などで見かけるケースもあり、誤用というわけではない点に注意が必要です。ここでは、どのような状況で「cheeses」が使われるのか、実際にどんなふうに意味が変わるのかを紹介します。

異なる種類のチーズを指す場合の「cheeses」

「cheeses」が使われる代表的な場面は、「複数の種類のチーズ」をまとめて言いたいときです。たとえば、チーズ専門店やレストランで「We offer a wide selection of cheeses.」と言う場合は、「様々な種類のチーズを取り揃えています」という意味になります。このように、「cheeses」は個数ではなく「種類」を示す複数形として機能しているのがポイントです。単にチーズの量が多いと言いたいときには「a lot of cheese」などを使うので、混同しないように注意しましょう。

メニューや食品業界での「cheeses」の使い方

レストランのメニューや食品カタログなどでも「cheeses」という表現が登場することがあります。これは、異なるブランドや産地、加工法のチーズを区別して紹介したいときに「フランス産のチーズ数種」「イタリア産のチーズ数種」という意味で表現する場合です。例えば“Assorted Cheeses Plate”と言えば、「いろいろな種類のチーズを盛り合わせたプレート」というニュアンスを明確に示すことができます。

「cheese」と「cheeses」の意味の違いを例文で解説

1. “I bought some cheese for the sandwich.”
(サンドイッチ用にチーズを少し買いました。特に種類は問わず、1種類かもしれないし複数かもしれない)

2. “The shop sells various cheeses from around the world.”
(その店は世界中の様々な種類のチーズを販売しています。具体的に異なるチーズの種類を強調)

このように、単にチーズとしての素材を指すなら「cheese」で、複数の種類やタイプを強調する場合は「cheeses」と使うのが一般的な使い分けです。

「cheese」を数える方法と表現

「cheese」は不可算名詞なので、「one cheese」「two cheeses」のように単純に数を言うのは原則として誤りです。では、量や個数を伝えたい場合にはどうすればいいのでしょうか。英語では「a piece of cheese」や「a slice of cheese」など、特定の単位を使って数える方法が確立されています。この節では、チーズを数えたいシチュエーションで使える表現例を紹介し、それぞれのニュアンスの違いも解説します。

「a piece of cheese」「a slice of cheese」の使い方

チーズを切り分けた一切れを表現したい場合には、「a piece of cheese」や「a slice of cheese」が便利です。

・“Can I have a slice of cheese on my burger?”
・“I had two pieces of cheese with crackers.”

このように「piece」や「slice」といった語を使えば、チーズを個別に扱えるようになり、可算名詞的に数えることができます。特に「slice」は薄く切った一枚をイメージし、「piece」はそれほど形状を限定しない汎用的な表現です。

「two pieces of cheese」は正しい?複数の表現例

「two pieces of cheese」は特定の大きさに切り分けられたチーズが2つあることを示します。量を明確にしたいときや、サンドイッチに入れるチーズの枚数などを伝えたい場面では自然な使い方です。ほかにも「three slices of cheese」「a couple of pieces of cheese」など、数字を使って複数枚を表現することができます。不可算名詞としての「cheese」でも、適切な単位をつければ可算的に扱うことが可能だと覚えておきましょう。

「block of cheese」「wedge of cheese」などの単位を使った表現

チーズをかたまりとして扱う場合は「a block of cheese」や「a wedge of cheese」のように、形状を表す単語を添えて説明するのが英語の習慣です。

・“I bought a block of cheddar cheese.”(チェダーのブロックを買いました)
・“This wedge of Brie is enough for the party.”(このブリーのくさび型の一塊でパーティーに十分です)

こうした表現を使えば、チーズの状態や大きさをより正確に伝えられます。

他の不可算名詞の複数形と比較

英語には「bread」「fruit」「furniture」など、同様に不可算名詞とされる語がたくさんありますが、実はこれらも「breads」「fruits」のように複数形を取る場合があります。どれも「複数の種類」や「異なるバリエーション」を強調したい場面で使われる形です。この節では「bread」「fruit」を例に挙げつつ、「cheese」の場合と同じく、通常は不可算名詞だが、特定の文脈では複数形を使うケースがあるという点を比較してみます。

「bread」と「breads」の使い分け

「bread」は通常、「パン」という素材を指すときには不可算名詞として扱われ、「two pieces of bread」のように「piece」を伴って数えます。しかし、「breads」と言えば「異なる種類のパン」を指す場合が多く、“We offer a variety of breads” とすれば「様々な種類のパンを提供している」というニュアンスになります。「cheese」のcaseとよく似ています。

「fruit」と「fruits」の違いと使い方

「fruit」も「果物」を不可算名詞として扱うのが基本で、「some fruit」「a lot of fruit」のように量で示します。ただし、「fruits」とすれば「複数種類の果物」を示し、“We sell tropical fruits such as mangoes and papayas” のように、バリエーションの存在を意識した表現になります。「cheeses」同様、種類を強調したいか否かで複数形が登場するという仕組みです。

他の食品関連の不可算名詞とその例外

食品関連には、「rice」「water」「salt」など不可算名詞が多数ありますが、「rices」「waters」「salts」とする場合は「品種や種類」を強調するときに限られます。例えば“different salts”で「異なる種類の塩」、“various waters”で「様々なミネラルウォーター」などを示すケースです。「cheese」「bread」「fruit」などとまったく同じ原理と言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

ここまでの内容で、「cheese」はなぜ不可算名詞なのか、「cheeses」の使われるタイミングなど大枠が理解できたはずです。しかし、まだ発生する疑問を簡潔にまとめたQ&Aを紹介します。ネイティブがどのように「cheese」と「cheeses」を使い分けているのか、日常でチーズを数えるときはどうするのかといった実践的な観点から補足していきますので、最後まで確認すると理解がより深まります。

「cheese」と「cheeses」はネイティブはどう使い分ける?

ネイティブは普段、「cheese」を単に不可算名詞として扱い、特定の単位(slice, piece, blockなど)で表現します。一方、「cheeses」は「様々な種類のチーズ」を示したいときに自然と用いるケースが多いです。例えば料理本やレストランのメニューで「various cheeses」とあれば、「異なる風味や産地のチーズが複数ある」というニュアンスを明確に伝えられます。

「cheese」を数えたいときにネイティブが使う表現は?

ネイティブは「two pieces of cheese」「a slice of cheese」といった表現を好みます。かたまりであれば「a block of cheese」「a wedge of cheese」、おろしたものなら「some grated cheese」など、調理法や見た目に応じて単位を変えるのが一般的です。このように、形を表す言葉を付けることで可算名詞的に扱い、数量を具体的に示す方法を取っています。

「cheeses」という表現は日常会話でも使われるのか?

日常会話では、よほどチーズの種類にこだわりを持っている人同士が話す際や、チーズ専門店などでの会話では「cheeses」を使うことがあります。例えば“Do you have any French cheeses?”のように尋ねる場合です。とはいえ、普段は単に「cheese」と言うことが多いため、「cheeses」は種類の多様性を強調するときに登場する、ややマニアックなニュアンスを含む表現だと言えます。

まとめ

「cheese」と「cheeses」の違いの要点整理

「cheese」は不可算名詞として扱われるのが基本で、量や個数を示したいときには「a piece of cheese」「a slice of cheese」などの単位を付けて数えます。一方、「cheeses」は異なる種類のチーズをまとめて示すときに使われる表現で、ワインとチーズのテイスティングなど多様なバリエーションを語る場面で見かけます。両者は「量の多さ」ではなく「種類の多さ」を強調している点が決定的な差です。

適切な英語表現を使って正しく伝えよう!

英語で「チーズ」を話題にするとき、単に「cheese」と言うだけではなく、用途や種類を詳しく伝えたい場合は「cheeses」を選択したり、スライスやブロック、ウェッジなどの単位を使って表現を工夫することが大切です。特に食事や料理の話題で、どれくらいの量か、どの種類なのかを明確に伝えると、より正確にコミュニケーションができます。今回紹介したルールや例文を参考に、普段の会話やライティングで「cheese」をしっかり使いこなしましょう。

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