make senseというフレーズの意味はご存知でしょうか?
メイクセンスは外資系企業で使われる外資用語集やビジネス用語集にも選出されるほど、使われることの多いフレーズです。
「make sense」を直訳すると「感覚を作る」になりますが、本来の意味は全く違うんですよね。
どういった意味と使い方ができるんでしょうか?
今回は「make sense」の意味と使い方について解説していきます。
make sense(メイクセンス)の意味と使い方
make senseには大きく分けると2つの意味があります。
- 理解できる、意味をなす
- 道理にかなってる、合理的
↑の2つです。
make senseの例文を見てみましょう。
make senseの例文
- The new plan makes no sense at all.
→その新しいプランは全く道理にかなっていない。 - Can you make sense of this sentence?
→この文の意味を理解することができますか。 - Can you make sense of this poem?
→この詩の意味がわかりますか?
↑のような使い方ができます。
英英辞典のロングマンでmake senseについて調べてみると......
A:to have a clear meaning and be easy to understand
B: to be a sensible thing to do
という解説が載っています。
要約すると、
- clear:明確な
- easy to understand:簡単に理解できる
↑の言葉は同じ意味を持つ類語だと解説しています。
類義語を知っておくと同じ意味を持つ言葉のニュアンスの違いがわかるので応用が効きます。
make senseの覚えておきたい用法
make senseという言葉にはよく使うフレーズがあります。
- It doesn’t make sense
- Does it make sense?
↑の2つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
It doesn’t make sense
ネイティブはmake senseを否定形で使う時に「It doesn’t make sense」と言います。
意味は「理解できない、辻褄が合わない」になります。
「理解できる、合理的」の否定形なので、合理的ではなくて理解できないような時に使うんですね。
例文を見てみましょう。
It doesn’t make senseの例文
- His thesis doesn't make sense.
→彼の論文は意味不明 - It doesn't make sense to turn down such a good offer.
→そんなにいい話を断るなんて意味がわからない - His story doesn't make any sense.
→彼の話は全く筋が通っていない
↑のような使い方ができます。
私たち日本人は「理解出来ないを英語で言ってください」と言われたら「I don't understand」が一般的ですよね。
ただ、ネイティブが「理解出来ない」と言う時は「dosen't make sense」のほうが使われるので覚えておきたいフレーズですね。
does it make sense? はそういう場でよく使うのに、否定型のit doesn't make senseになると結構強い意味(わけわかんないよ!みたいな)になるのも面白いですよね。you know what I mean?は便利なので私はよく使います😄
— 沙羅🇬🇧ロンドン(翻訳・執筆) (@Sara75400445) January 22, 2019
Does it make sense?
make senseを疑問形として使う時にネイティブは「Does it make sense?」を使います。
意味は「理解できますか?」になります。
「私の言ってることが理解できますか?」と訪ねる時に使うことがあります。
ただ、使い方次第では煽り文句として捉えられることもあるので使う場面には注意しましょう。
make senseは返事で使うことも
「make sense」は相手の言い分を肯定する時に「That make sense」として使うことがあります。
意味は「なるほど」になります。
That make senseは直訳すると「それは理にかなってる」になりますよね。
ただ、どちらかというと相手の話を聞いて理解できた時の相槌として使うことができるんですね。
make senseとunderstandの違いは主語にある!?
make senseと同じ意味を持つ言葉に「understand」というのがありますよね。
日本人からすると「理解する」と言えば「understand」のほうが馴染み深いので安易に使ってしまいがちです。
ただ、ネイティブからすると「make sense」のほうがよく使うんですよね。
なぜなら、「understand」だと少し高圧的に「理解できてるか?」と訪ねる形になってしまうからです。
「なるほど」というような肯定的な意味がある「make sense」のほうが丁寧な言い回しになるんですね。
また、「make sense」と「understand」の明確な違いには主語が違いというのがあります。
- understandの主語は人
- make senseはthatやitなどの物事や
↑のような違いがあります。
例えば、「understand」は「I understand:私は理解する」という使い方をします。
一方、「make sense」はよく使う用法で紹介したように「That make sense」という使い方をします。
make senseの意味と使い方まとめ
- make senseには「理解できる、合理的」の2つの意味がある
- clearとeasy to understandが類義語
- 「It doesn’t make sense」と「Does it make sense?」はよく使う用法
- 「なるほど」という返事として「That make sense」が使える
- 「make sense」と「understand」の明確な違いは使われる主語